ITシステム運用に関わるエンジニアは、高度なスキルと経験を持っていることが求められます。そのスキルを証明する資格を持っていると、転職や案件獲得の際に有利に働きます。
システム運用エンジニアが持っておくと良い資格としては、「ITIL」というものがあります。これはイギリスの公的な資格で、ITシステムのマネージメント手法の知識を証明する資格です。いくつかのクラスがあり難易度が異なりますので、まずは合格率の高い「ITIL4Foudation」というクラスからチャレンジしてみると良いでしょう。
また、日本の公的な資格なら情報処理技術者試験がおすすめです。複数の区分があり、自身のレベルや分野に応じて資格をとれます。
たとえば初級者であれば「基本情報技術者」の資格があります。幅広いIT技術を問う資格で、情報技術者検定の入門編ですがレベルは高めです。そのため、システム運用の仕事に就いてばかりの人であれば、まずはこの資格取得を目指すと良い目標となります。
この上位資格となるのが「応用情報技術者」という資格です。さらに、幅広い専門知識が求められますし、経験に基づく応用力がないと合格は難しいです。ある程度システム運用の経験を身に着けてきたエンジニアにぴったりの資格と言えます。
「ネットワークスペシャリスト」は、ネットワーク技術において高度なスキルを持っていることを証明できる資格です。合格率も低く難易度が高いので、上位資格を取りたいという方におすすめです。実務経験がないとなかなか合格できませんので、ある程度システム運用の年数があるエンジニアが目指すことができます。