24時間365日サーバー環境を良好な状態で維持し続けることが、サーバーエンジニアの仕事です。サーバーを運用しながら、状況に応じて設定を変更したり修正したりします。そこで必要になるのが、サーバーOSに関するスキルです。サーバーOSはWindows系とUNIX系に大別されますが、目的に合わせて最適なOSを提案することがサーバーエンジニアの重要な役目の一つでもあります。
使用するサーバーOSは案件や企業ごとに異なるため、複数のOSに精通していることが求められます。加えて、ネットワーク全体の知識やデータベース言語の習得なども欠かせません。
個人情報や顧客情報といった重要な情報が、サーバーに格納されているケースもあります。大事な情報が外部に流出することのないよう、ネットワークの保守管理を徹底することもサーバーエンジニアの仕事です。ファイヤウォールやセキュリティソフトなど、セキュリティ関連の幅広いスキルが求められます。ハッキングやウィルスの脅威からサーバーを守るだけでなく、最悪のケースを想定して被害を最小限に抑える対策も身につけておくと、万が一の際に役立つでしょう。
もし、運用しているサーバーに何らかの障害やトラブルが発生した場合は、早急な解決に向けて復旧作業が行われます。この復旧作業にあたるのも、サーバーエンジニアです。サーバーがダウンしてしまうと、その間企業は多大な損害を被ることにもなりかねません。迅速な対応が求められるため、原因究明から復旧まで冷静かつ的確に作業する効率の良さも必要でしょう。